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17 件のプロジェクト事例

デザイン案(登場人物・数値は想定)

営業のユースケース 08|フィールドセールス

AIと対話する振り返り

商談直後の気づきを、自分の言葉で残す

画面イメージ(想定)

想定する利用者

山下さん(仮名)中堅ソフトウェア会社 法人営業部 入社2年目

新規開拓の商談を週に6件ほど担当。振り返りは日報に1行書くだけで、上司との振り返りは月に1回30分ほどにとどまっている。

課題

  • AIの分析結果を読んでも、なぜうまくいったのか、何を変えるべきかを自分で考える時間が取りにくい。
  • 商談中の迷いや気づきは、時間がたつと薄れてしまい、日報には感想しか残らない。
  • 上司との振り返りで、本人が何を考えて商談に臨んだのかが伝わらず、助言が一般論になりやすい。

こう解決

  • 商談の直後に、AIが事前の商談設計と記録を踏まえて「ゴールは達成できたか」「仮説は当たっていたか」と問いかける。
  • 営業は移動中でも音声で答えられ、AIがさらに一歩踏み込んだ問いを返して、考えを言葉にするのを手伝う。
  • 対話の内容を、気づき・改善点・次の行動に分けた振り返りメモにまとめ、上司と共有できるようにする。

商談直後の5分で、気づきを自分の言葉にして残す

山下さんは入社2年目で、新規開拓の商談を週に6件ほど担当している。商談の前には、上司に教わった型に沿って「今日のゴール」と「顧客の課題についての仮説」を書いてから臨む。準備には毎回30分ほどかけている。ところが商談が終わると、次の訪問先への移動や資料の準備に追われ、振り返りは夜の日報に「ヒアリングはできた。次回提案」と1行書いて終わることが多い。

本当は、商談の途中で迷った場面がある。顧客の担当者が予算の話になると急に口数が減ったこと、用意した仮説が初めの5分で外れたとわかったこと。そこで話の向きを変えるべきだったのか、それとも粘るべきだったのか。そうした気づきは、その日のうちに言葉にしておかないと翌日には薄れてしまう。月に1回の上司との振り返りでは、記録が感想だけなので、上司の助言も「もっと深く聞こう」という一般論になりがちだった。

そこで想定するのが、商談の直後にAIと対話しながら振り返るアプリだ。山下さんが終わった商談を選ぶと、AIは事前に書いた商談設計と商談の記録を読んだうえで、「今日のゴールだった予算時期の確認はできましたか」と問いかける。山下さんが移動中にイヤホンで「時期は聞けたが金額は濁された」と答えると、AIは「濁されたとき、どんな聞き方をしていましたか」と一歩踏み込んで返す。

やりとりは5分ほどで、テキストで答えてもよい。AIは答えを評価したり正解を教えたりせず、山下さんが自分の考えを言葉にできるよう、問いを重ねる役に徹する。対話が終わると、気づき、改善点、次の行動の三つに分けた振り返りメモができあがり、山下さんは言い回しを直してから保存する。自分の言葉で話した内容がもとになっているので、読み返したときに商談の場面を思い出しやすい。

保存したメモは上司と共有できる。上司は月に1回の振り返りの前に山下さんのメモを読み、「仮説が外れたとき、どう切り替えたか」を具体的に話題にできる。何を考えて商談に臨み、どこで迷ったかが本人の言葉で残るため、助言も山下さんの商談に合ったものになる。メモがたまっていけば、山下さん自身も、同じところでつまずいていないかを見返せる。

AIの問いかけで自分の考えを言語化。商談の気づきを次回の改善につなげる。

上司との振り返りにも、本人の考えがわかる材料を残す。

メンバー

  1. STEP1振り返りを開始商談を選び、音声かテキストで始める。

AIで対応

  1. STEP2問いかけるゴールの達成や仮説の当たり外れを聞く。

メンバー

  1. STEP3考えを話す気づきや、次に変えたいことを答える。

AIで対応

  1. STEP4メモにまとめる対話と改善点、次の行動を保存する。

想定するアプリでは、主に次のようなことができる。

  • 商談設計との照らし合わせ。事前に書いたゴールや仮説と、実際の商談記録を並べて問いかけの起点にする
  • AIからの問いかけ。答えに応じて一歩踏み込んだ問いを返し、営業が自分の考えを言葉にするのを手伝う
  • 音声とテキストでの回答。移動中は話して答え、落ち着いてからは文字で補える
  • 振り返りメモの作成と共有。気づき・改善点・次の行動に分けて保存し、上司との面談の材料にする

bloomがこのアプリをつくるなら、最初に、その会社の営業が商談をどう設計し、どう振り返っているかを整理する。上司が若手に何を考えてほしいのか、どんな問いが気づきにつながってきたのかを聞き取り、AIの問いかけの土台にする。AIに任せるのは問いを投げて言葉にするのを手伝うところまでで、商談の良し悪しの評価や指導は上司に残す。AIが正解を言ってしまうと、本人が考える機会がなくなるからだ。

初版では問いの数や順番を絞り、若手の営業に実際の商談の直後に使ってもらう。答えにくかった問い、気づきにつながった問いを聞き取って入れ替え、問いかけの口調が責めるように聞こえないかも確かめながら、上司がメモのどこを読んでいるかも確かめながら、続けやすい長さに整えていく。

想定される効果

商談の直後に5分ほどで振り返りを残せるようになり、日報の1行では残らなかった迷いや気づきが本人の言葉で記録される。上司との振り返りもメモをもとに具体的な場面から話せるようになり、次の商談で何を変えるかがはっきりする。

業務いま導入後(想定)
商談ごとの振り返り日報に1行5分の対話でメモ化
振り返りを残せた商談週1〜2件週6件すべて
上司との振り返りの準備その場で思い出すメモを事前に共有

bloomの進め方(想定)

  1. STEP1業務の整理約1か月

    商談設計の型と現在の振り返り方を整理し、上司が若手に考えてほしい問いを聞き取る。

  2. STEP2初版の開発約1か月

    問いかけと振り返りメモの作成に絞った初版をつくり、過去の商談記録で問いの流れを確かめる。

  3. STEP3現場での試用と改善約1か月

    若手の営業に商談直後に使ってもらい、問いの中身や長さ、上司との共有の形を改善する。

「AIと対話する振り返り」のような取り組みを、貴社の業務に合わせて。構想から開発・定着までご一緒します。まずはお気軽にご相談ください。