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17 件のプロジェクト事例

デザイン案(登場人物・数値は想定)

製造のユースケース 08|営業(見積・受注)

受注管理と振り返り

完成版の見積と結果を一か所にまとめ、次の見積に生かす

画面イメージ(想定)

想定する利用者

木村さん(仮名)従業員220名の機械部品メーカー 営業部 課長 入社15年目

6人の営業チームを率いる。チーム全体で月に150件ほどの見積を出すが、受注・失注の状況はメンバーへの聞き取りでしか把握できず、集計に月末の半日を使っている。

課題

  • 完成した見積書がメンバーごとのフォルダに散らばり、どの案件が受注でどれが失注かを一覧で見られない。
  • 失注の理由が記録されず、価格で負けたのか納期で負けたのかを後から振り返れない。
  • 過去の結果が残っていないため、次の見積で参考にできない。

こう解決

  • 完成版の見積をアプリに登録し、受注・失注とその理由を一覧で管理する。
  • 結果の入力が漏れている案件を知らせ、理由は選択肢とひと言のメモで手早く残せるようにする。
  • たまった結果は、類似部品の検索や参考価格の根拠として次の見積で参照できる。

見積の結果を一か所に集め、次の見積の根拠にする

木村さんは営業部の課長として、6人のメンバーが出す見積を見ている。チーム全体で月に150件ほどの見積を出しているが、完成した見積書はメンバーそれぞれのフォルダに保存され、受注・失注の結果は口頭やチャットで伝わってくるだけだ。月末になると、木村さんはメンバー一人ひとりに状況を聞いて表にまとめ、受注率を出して部長に報告する。この集計に半日かかる。

数字は出せても、なぜ失注したのかまではわからない。価格で負けたのか、納期が合わなかったのか、そもそもお客様の計画が止まったのか。メンバーに聞けば答えは返ってくるが、記録には残らない。半年後に同じお客様から似た部品の見積依頼が来ても、前回なぜ取れなかったのかを誰も覚えていないことがあった。せっかく積み上げた見積の結果が、次の見積に生かされていなかった。

そこで想定するのが、完成した見積と結果を一か所に集めるアプリだ。メンバーは見積書を提出したら、その完成版をアプリに登録する。お客様名、品目、金額、提出日はAIが見積書から読み取って入るため、手で打ち込むのはわずかだ。結果が出たら受注か失注かを選び、失注なら「価格」「納期」「仕様」などの理由を選んでひと言添える。提出から一定の期間がたっても結果が入っていない案件は、担当者に知らせが届く。

木村さんの画面には、案件ごとの状況とチームの受注率が一覧で表示され、月末の集計は不要になる。失注の理由も集計され、「この3か月は価格での失注が増えている」といった傾向が見える。AIは記録の整理と傾向の集計までを担い、その傾向をどう受け止め、価格や営業の進め方をどう変えるかは木村さんとメンバーが話し合って決める。たまった結果は、似た部品の検索や参考価格の根拠として、次の見積でそのまま参照できる。

導入から3か月たった月の会議で、木村さんは失注の理由の集計を見せながら、価格での失注が○○業界の案件に集中していることを共有した。メンバーと過去の事例を見比べると、競合の多い量産品で一律の掛け率を使っていたことがわかり、その種類の部品では参考価格を確かめてから出すことにした。月末の集計に使っていた半日は、メンバーとの案件の相談に充てられるようになった。新しく入ったメンバーも、似た案件の過去の結果と理由を見てから見積に臨める。

見積と受注の結果を一覧にし、次の見積に生かす。

登録した結果が、類似部品の検索や参考価格の根拠になる。

担当者

  1. STEP1完成版の登録完成した見積をアップロードする。
  2. STEP2結果と理由の入力受注・失注と、その理由を入力する。

アプリで対応

  1. STEP3一覧での管理案件ごとの状況を一覧で確かめる。
  2. STEP4次の見積での参照似た案件の結果を、次の見積で参照する。

想定するアプリでは、主に次のようなことができる。

  • 完成版の登録。見積書を登録すると、お客様名・品目・金額・提出日を読み取って一覧に加える
  • 結果と理由の入力。受注・失注と理由を選択肢とメモで残し、入力漏れの案件を知らせる
  • 状況の一覧。案件ごとの状況、担当者別の件数、チームの受注率を一つの画面で確かめる
  • 次の見積での参照。似た案件の過去の結果と理由を、類似部品の検索や参考価格の根拠として使う

bloomがこのアプリをつくるなら、まず営業のメンバーと課長に、見積を出してから結果がわかるまでに何が起き、何が記録されずに消えているかを聞き取る。失注の理由の選択肢は、過去の案件を振り返りながら現場の言葉でつくる。記録の整理はアプリとAI、傾向の読み取りと打ち手は人という線引きにするのは、失注の背景にはお客様との会話や業界の事情があり、それを解釈できるのは担当者と課長だからだ。

入力の手間が増えると記録は続かないため、初版では登録と結果の入力をできるだけ短くすることを優先する。木村さんのチームで1〜2か月使ってもらい、入力が漏れる場面や、一覧で見たい項目を聞き取りながら直していく。

想定される効果

月末の受注状況の集計が半日ほどからほぼ不要になり、失注の理由も記録として残るようになる。たまった結果を次の見積で参照できるため、同じ理由での失注を繰り返しにくくなる。

業務いま導入後(想定)
月末の受注状況の集計約半日ほぼ不要
失注の理由が残る案件ほぼなし9割ほど
過去の結果の確認担当者に聞き取り一覧ですぐに

bloomの進め方(想定)

  1. STEP1業務の整理約1か月

    見積の提出から結果が出るまでの流れと、記録されずに消えている情報を整理し、登録する項目と理由の選択肢を決める。

  2. STEP2初版の開発約1か月

    登録と結果の入力を短くした初版をつくり、過去の見積書の取り込みで読み取りを確かめる。

  3. STEP3現場での試用と改善約1〜2か月

    1つのチームで使ってもらい、入力が漏れる場面や一覧の項目を改善してから他のチームに広げる。

「受注管理と振り返り」のような取り組みを、貴社の業務に合わせて。構想から開発・定着までご一緒します。まずはお気軽にご相談ください。