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17 件のプロジェクト事例

デザイン案(登場人物・数値は想定)

製造のユースケース 01|設計・技術

図面チェック

見積の前に、図面の確認すべき点を洗い出す

画面イメージ(想定)

想定する利用者

加藤さん(仮名)従業員200名の板金・製缶メーカー 技術部 入社5年目

見積前の図面確認を担当。お客様から届く図面は月に50件ほどで、1件あたり1時間前後かけて読み込んでいるが、見積を出した後に図面の食い違いに気づくことが月に3〜4件ある。

課題

  • 図面が何枚にもまたがると、正面図と側面図の寸法の食い違いや、注記と部品表の材質の違いを目で追いきれない。
  • 見積を出した後に矛盾に気づくと、見積の出し直しやお客様への再確認が発生し、回答がさらに遅れる。
  • どこを確かめるかは担当者の経験に頼っており、若手が同じ水準で確認できるまでに時間がかかる。

こう解決

  • 図面を入れると、AIが寸法・材質・板厚・注記を読み取り、図面どうしや部品表との食い違いを洗い出す。
  • 指摘ごとに図面のどの箇所かを示し、確認すべき点を一覧にまとめる。
  • 一覧からお客様への問い合わせ文の下書きをつくり、何を確かめて何を問い合わせるかは担当者が決める。

見積を出す前に、図面の「あれ?」をそろえておく

加藤さんの仕事は、営業から回ってくる図面を見積に回せる状態にすることだ。届く図面は月に50件ほどで、装置の架台やカバー、ダクトなど、1件で10枚を超える図面が添付されていることも珍しくない。正面図と側面図で寸法が合っているか、注記の材質と部品表の材質が同じか、板厚や表面処理の指示が抜けていないかを、1枚ずつ見比べていく。1件あたり1時間前後かかり、急ぎの案件が重なると確認が浅くなる。

困るのは、見積を出した後に食い違いが見つかることだ。部品表ではSUS304なのに注記はSS400になっていた、側面図の穴位置が正面図と10mmずれていた、といった点に製作の段取りに入ってから気づくと、見積の出し直しやお客様への再確認が発生する。こうした手戻りが月に3〜4件あり、そのたびに営業が謝りの電話を入れている。どこを重点的に確かめるかはベテランの勘に頼っていて、若手にはうまく引き継げていない。

そこで想定するのが、見積の前に確認すべき点を先に出してくれるアプリだ。加藤さんが図面のPDFをまとめて入れると、AIがまず各図面の寸法・材質・板厚・表面処理・注記を読み取る。次に、図面どうしや部品表と突き合わせ、寸法の食い違い、材質の不一致、指示の抜けを段階的に確かめる。指摘には「図面3 側面図の穴位置」のように箇所が示され、クリックすると該当する部分が拡大されるため、加藤さんはすぐに本当に食い違っているかを確かめられる。

指摘をすべて問い合わせるわけではない。社内の標準で決まっている仕上げや、過去に同じお客様と取り決めた扱いなど、問い合わせるまでもないものは加藤さんが「確認済み」にする。残った点はお客様への問い合わせ文の下書きにまとめられ、加藤さんが言い回しを整えて営業に渡す。AIは見落としを減らす役で、何が矛盾で何が許容範囲かの判断は加藤さんに残る。

ある日、30枚を超える図面が添付された装置カバーの見積依頼が届いた。以前なら丸一日かかっていた確認が、アプリが出した7件の指摘を順に確かめるだけで午前中に終わった。そのうち2件は社内の標準で片付き、残る5件を一通の問い合わせにまとめて昼前に営業へ渡せた。お客様からの回答も翌日に届き、見積は期限より2日早く提出できた。若手の後輩も同じ画面で指摘を確かめながら、ベテランがどこを見ているかを少しずつ覚えていく。

図面を読み込み、確認すべき点を先に出す。見積の手戻りを減らす。

AIの指摘をもとに、担当者がお客様へ確認する。

AIで対応

  1. STEP1図面の読み込み図面をアップロードし、AIが内容を読み取る。
  2. STEP2段階的な検証矛盾や記載ミスを段階的に確かめる。
  3. STEP3確認点の一覧見積の前に確認すべき点を一覧にする。

担当者

  1. STEP4お客様への確認確認点をもとに、お客様へ問い合わせる。

想定するアプリでは、主に次のようなことができる。

  • 図面の読み取り。複数枚の図面から寸法・材質・板厚・表面処理・注記を拾い、図面ごとに整理する
  • 食い違いの洗い出し。図面どうしや部品表と突き合わせ、寸法の不一致や指示の抜けを箇所つきで示す
  • 確認点の一覧。指摘を「要確認」「確認済み」で管理し、誰がどう判断したかを残す
  • 問い合わせ文の下書き。残った確認点から、お客様に送る問い合わせ文の下書きをつくる

bloomがこのアプリをつくるなら、最初に技術部のベテランが図面のどこをどの順で見ているかを聞き取る。過去に手戻りになった案件を一緒に振り返り、見落としやすい点の傾向を書き出したうえで、AIに確かめさせる観点を決める。食い違いを拾うのはAI、その食い違いが問題かどうかを決めるのは担当者という線引きにするのは、図面の読み方にお客様ごとの取り決めや社内の慣習が含まれ、それを知っているのは現場の人だからだ。

初版ができたら、加藤さんのような担当者に過去の図面と進行中の案件で使ってもらい、指摘が多すぎないか、大事な点を落としていないかを確かめる。不要な指摘が多いと結局使われなくなるため、現場の反応を見ながら観点を絞り込んでいく。

想定される効果

図面1件の確認が1時間前後から20分ほどに縮まり、見積を出した後に食い違いに気づく手戻りは月に1件以下に抑えられる。確認すべき点が見積の前にそろうため、お客様への問い合わせも一度にまとめて済ませられる。

業務いま導入後(想定)
図面1件の確認約1時間約20分
見積後に見つかる食い違い月3〜4件月1件以下
お客様への問い合わせ回数1案件で2〜3回1案件で1回

bloomの進め方(想定)

  1. STEP1業務の整理約1か月

    ベテランの図面の見方と過去の手戻りを振り返り、AIに確かめさせる観点と担当者が判断する部分を切り分ける。

  2. STEP2初版の開発約1か月

    読み取りと食い違いの洗い出しに絞った初版をつくり、過去の図面で指摘の当たり外れを確かめる。

  3. STEP3現場での試用と改善約1か月

    担当者に進行中の案件で使ってもらい、指摘の絞り込みや問い合わせ文の形を改善する。

「図面チェック」のような取り組みを、貴社の業務に合わせて。構想から開発・定着までご一緒します。まずはお気軽にご相談ください。