プロジェクト事例を検索

17 件のプロジェクト事例

デザイン案(登場人物・数値は想定)

人材紹介のユースケース 01|書類作成

媒体の経歴からの書類作成

媒体のPDFを入れるだけで、自社書式の履歴書・職務経歴書の下書きができる

画面イメージ(想定)

想定する利用者

岡田さん(仮名)中堅人材紹介会社 キャリアアドバイザー 入社4年目

IT・Web業界の転職希望者を担当。週に15人ほどの候補者と面談し、そのたびに媒体の経歴を自社書式の履歴書・職務経歴書へ書き写すのに、1人あたり1時間ほどかけている。

課題

  • 求人媒体ごとに経歴の書式が違い、自社書式への書き写しを手作業でしている。
  • 同じ候補者の経歴が複数のファイルに分かれていると、見比べながらまとめる手間が増える。
  • 書き写しに時間を取られ、応募先に合わせて表現を磨く時間が残らない。

こう解決

  • 媒体のPDFを入れると、個人情報を伏せたうえでAIが学歴・職歴・資格を項目ごとに抜き出す。
  • 同じ人の複数のファイルを一つにまとめ、業界や応募先に合わせた表現の調整もAIに頼める。
  • 担当者が編集画面で確かめて直し、JIS様式の履歴書と職務経歴書をWord形式で出力する。

書き写しの1時間を、応募先に合わせて磨く時間に変える

岡田さんは面談を終えて席に戻ると、まず求人媒体の管理画面から候補者の経歴をPDFでダウンロードする。媒体によって書式は違い、職歴が新しい順のものもあれば古い順のものもある。転職回数の多い候補者だと、媒体の経歴と本人から届いた補足資料の2つ、3つのファイルに情報が分かれていることも珍しくない。岡田さんはそれらを見比べながら、推薦に使う自社書式の履歴書と職務経歴書へ、会社名、在籍期間、担当業務を1行ずつ書き写していく。1人あたり1時間ほどかかり、週に15人の面談があれば、それだけで2日近くが消える。

書き写しそのものは、経験がなくてもできる作業だ。それでも誤字や在籍期間の写し間違いがあれば推薦先の印象を損なうため、気を抜けない。本当に時間をかけたいのは、候補者の経験を応募先の言葉で言い直すことだが、書き写しが終わる頃には夕方になり、表現の磨き込みは翌日以降に持ち越されがちだった。推薦が遅れれば、ほかの紹介会社に先を越されることもある。

そこで想定するのが、媒体のPDFを入れるだけで自社書式の下書きができるアプリだ。岡田さんが候補者のPDFを画面に置くと、氏名や電話番号、メールアドレスなどの個人情報が先に伏せられ、そのうえでAIが学歴・職歴・資格・スキルを項目ごとに抜き出す。同じ人のファイルが複数あれば一つにまとめ、在籍期間が食い違う箇所には印を付けて知らせる。抜き出した内容は自社書式の編集画面に並び、どのファイルから読んだかも確かめられる。

岡田さんは編集画面で内容を確かめ、必要なところを直す。応募先がSaaS企業なら「顧客の解約を減らした取り組みを前に出して」とAIに頼み、職務経歴書の表現を整えてもらう。業界ごとの書き方の指針に沿って言い回しが提案されるが、採るかどうかは岡田さんが一つずつ決める。仕上がった書類はJIS様式の履歴書と職務経歴書としてWord形式で出力され、そのまま推薦に使える。

AIが受け持つのは、書き写しと表現の案出しまでだ。候補者の経験のうち何を強みとして打ち出すか、どの応募先に合わせるかは、面談で本人の話を聞いた岡田さんが決める。

媒体の経歴を自社の書式へ。抜き出しはAI、確かめるのは担当者。

書き写しの手間をなくし、担当者は内容の確認と磨き込みに時間を使う。

アプリで対応

  1. STEP1PDFの読み込み媒体からダウンロードした経歴のPDFを入れる。
  2. STEP2個人情報を伏せる氏名・連絡先などを伏せてからAIに渡す。
  3. STEP3経歴の抜き出し学歴・職歴・資格などを項目ごとに整理する。

担当者

  1. STEP4確認と仕上げ編集画面で確かめて直し、Word形式で出力する。

想定するアプリでは、主に次のようなことができる。

  • 経歴の抜き出し。媒体のPDFから学歴・職歴・資格を項目ごとに整理し、同じ人の複数のファイルを一つにまとめる
  • 個人情報の伏せ字。氏名や連絡先を伏せてからAIに渡し、書類に仕上げる段階で元に戻す
  • 表現の調整。業界別の書き方の指針や応募先の求人に合わせて、職務経歴書の言い回しを提案する
  • 書類の出力。JIS様式の履歴書と職務経歴書を、自社書式のWord形式で出力する

bloomがこのアプリをつくるなら、まず候補者との面談から推薦に至るまでに、どんな書類がどの順でつくられているかを担当者と一緒に書き出す。媒体ごとの書式の違いや、書き写しで間違えやすい箇所を洗い出し、AIに任せるのは書き写しと表現の案出しに絞る。何を強みとして打ち出すかは、面談で本人と話した担当者にしかわからないため、そこには踏み込まない。候補者の個人情報を扱う業務なので、AIに何を渡し、何を渡さないかも最初に関係者と決めておく。

つくる段階では、よく使う媒体の数種類から始め、過去の経歴のPDFで抜き出しの精度を確かめる。そのうえで岡田さんのような担当者に面談後の実際の作業で使ってもらい、編集画面の使い勝手や、出力した書類で直す箇所が多い項目を聞き取って改善する。

想定される効果

1人あたりの書類作成が1時間ほどから15分ほどに縮まり、週に10時間以上が浮く見込みだ。浮いた時間を応募先に合わせた表現の磨き込みと候補者との対話に回せるため、推薦する書類の質もそろいやすくなる。

業務いま導入後(想定)
書類作成(1人あたり)約1時間約15分
週あたりの書き写しの時間約15時間約4時間
面談から推薦まで約3日翌日

bloomの進め方(想定)

  1. STEP1業務の整理約1か月

    面談から推薦までの書類づくりを担当者と書き出し、AIに任せる作業と、担当者が判断する部分を切り分ける。個人情報の扱いもここで決める。

  2. STEP2初版の開発約1か月

    よく使う媒体に絞って経歴の抜き出しと編集画面をつくり、過去のPDFで精度を確かめる。

  3. STEP3現場での試用と改善約1か月

    担当者に実際の面談後の作業で使ってもらい、対応する媒体と表現の調整を広げる。

「媒体の経歴からの書類作成」のような取り組みを、貴社の業務に合わせて。構想から開発・定着までご一緒します。まずはお気軽にご相談ください。