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17 件のプロジェクト事例

デザイン案(期間・メンバーは仮)

不動産会社

不動産リーシング向けアプリ開発

不動産リーシング向けアプリ開発のイメージ図

課題

  • 募集賃料の設定と、その妥当性を貸主へ説明するための比較資料づくりが、担当者の経験と手作業に頼っていた。
  • 近隣の募集事例は社内システムに蓄積されていたものの、地図上で比べたり資料に落とし込んだりするには手間がかかっていた。

こう解決

  • 物件概要書・メール本文・手入力のいずれからでも対象物件を登録でき、AIが所在地や面積を読み取って地図上に配置するアプリを開発した。
  • 近隣事例を地図で比較し、比較表や位置図などのExcel資料まで自動で作成できるようにした。
  • 賃料はAIに決めさせず、担当者が根拠をもとに自ら判断し、貸主へ説明できる形にした。

賃料の根拠を、担当者が自ら説明できる形にする

導入の背景・経緯

賃料の根拠づくりが、担当者の経験と手作業に頼っていた

不動産会社のリーシング部門では、募集賃料の設定と、その妥当性を貸主へ説明するための比較資料づくりが、担当者の経験と手作業に頼っていた。近隣の募集事例は社内システムに蓄積されていたものの、条件の近い事例を選び出し、地図や表にまとめて説明資料に仕立てるまでには、毎回手間がかかっていた。

bloomは最初の1か月を、アプリをつくる前の業務の整理に充てた。担当者が賃料を決めてから貸主に説明するまでの流れを一緒に書き出し、どこに時間がかかり、どこで判断が担当者ごとに揺れているかを確かめた。見えてきたのは、時間を取られているのは事例探しと資料づくりであり、賃料を決める判断そのものは担当者の経験が生きる部分だということだ。貸主に「なぜこの賃料なのか」を説明できることが、この業務の要でもあった。

取り組みの概要・ポイント

AIに任せるのは作業まで。賃料を決めるのは担当者

そこで、AIに任せるのは手間のかかる作業までとし、賃料を決めるのは担当者だという線を最初に引いた。AIは物件概要書から所在地や面積を読み取り、比べる事例の候補と相場の幅をそろえるところまでを担う。どの事例を採り、賃料をいくらにするかは担当者が決める。AIが出した数字をそのまま貸主に示すのではなく、担当者が根拠を自分の言葉で説明できる状態をつくることを、設計の軸に据えた。

つくり方でも、新しいアプリを一から立ち上げることはしなかった。現場ではすでに売買事例を地図で比べるアプリが使われていたため、そこに賃貸のタブを加え、使い慣れた画面のまま賃貸の検討もできるようにした。新しい道具を覚える負担を減らすことが、現場に定着させる近道だと考えたからだ。比較に使うデータも、社内に蓄積されたものをそのまま流し込むのではなく、比較に使える状態かどうかを先方の担当者と一緒に確かめたうえで取り込んだ。

こうして開発したアプリでは、主に次のようなことができる。

  • 物件の登録。物件概要書・メール本文・手入力のいずれからでも登録でき、AIが読み取れなかった項目は担当者が補う
  • 近隣事例の比較。駅や面積、坪単価の近い事例を候補として地図と一覧に並べ、比べる事例は担当者が選ぶ
  • 相場の幅の表示。条件の近い事例から、賃料のおおよその幅を示す
  • 説明資料の作成。比較表や位置図などを、貸主への説明にそのまま使えるExcel資料にまとめる

物件の登録から説明資料の作成まで。根拠を示すのはAI、判断するのは担当者。

AIが比較の材料をそろえ、担当者が貸主へ説明できる状態をつくる。

アプリで対応

  1. STEP1物件の登録物件概要書・メール本文・手入力のいずれからでも登録。
  2. STEP2地図に配置AIが所在地や面積を読み取り、地図上に配置。
  3. STEP3近隣事例の比較顧客管理システムに蓄積された近隣事例を地図で比較。
  4. STEP4資料の自動作成比較表や位置図などのExcel資料を自動で作成。

担当者

  1. STEP5賃料の判断・説明出典と基準日を添えた根拠をもとに、担当者が判断し貸主へ説明。

導入の効果

担当者が自分の言葉で、貸主に説明できるように

アプリの構築に1か月をかけて初版を仕上げたあとの1か月は、担当者に実際の業務で使ってもらいながら改善を重ねる期間として、最初から計画に組み込んでいた。仕様を机上で決めきるのではなく、担当者に画面を触ってもらい、その反応から何を直すかを決めていった。

担当者は対象物件を登録するだけで、近隣の事例との比較から貸主への説明資料づくりまでを、一つの画面で進められるようになった。比べた事例とその出典がそろって残るため、賃料の妥当性を自分の言葉で貸主に説明しやすくなった。課題の整理から現場での定着までを一続きで支援することが、bloomの進め方だ。

期間
3か月
  1. 課題整理1か月
  2. アプリ構築1か月
  3. アプリの適宜アップデート1か月
メンバー
  • プロジェクトマネージャー:1名
  • コンサルタント:1名
  • エンジニア:1名

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