
不動産投資会社
不動産投資会社向けビジネスプラン作成AIアプリ開発
デザイン案(期間・メンバーは仮)
不動産会社

導入の背景・経緯
不動産会社のリーシング部門では、募集賃料の設定と、その妥当性を貸主へ説明するための比較資料づくりが、担当者の経験と手作業に頼っていた。近隣の募集事例は社内システムに蓄積されていたものの、条件の近い事例を選び出し、地図や表にまとめて説明資料に仕立てるまでには、毎回手間がかかっていた。
bloomは最初の1か月を、アプリをつくる前の業務の整理に充てた。担当者が賃料を決めてから貸主に説明するまでの流れを一緒に書き出し、どこに時間がかかり、どこで判断が担当者ごとに揺れているかを確かめた。見えてきたのは、時間を取られているのは事例探しと資料づくりであり、賃料を決める判断そのものは担当者の経験が生きる部分だということだ。貸主に「なぜこの賃料なのか」を説明できることが、この業務の要でもあった。
取り組みの概要・ポイント
そこで、AIに任せるのは手間のかかる作業までとし、賃料を決めるのは担当者だという線を最初に引いた。AIは物件概要書から所在地や面積を読み取り、比べる事例の候補と相場の幅をそろえるところまでを担う。どの事例を採り、賃料をいくらにするかは担当者が決める。AIが出した数字をそのまま貸主に示すのではなく、担当者が根拠を自分の言葉で説明できる状態をつくることを、設計の軸に据えた。
つくり方でも、新しいアプリを一から立ち上げることはしなかった。現場ではすでに売買事例を地図で比べるアプリが使われていたため、そこに賃貸のタブを加え、使い慣れた画面のまま賃貸の検討もできるようにした。新しい道具を覚える負担を減らすことが、現場に定着させる近道だと考えたからだ。比較に使うデータも、社内に蓄積されたものをそのまま流し込むのではなく、比較に使える状態かどうかを先方の担当者と一緒に確かめたうえで取り込んだ。
こうして開発したアプリでは、主に次のようなことができる。
物件の登録から説明資料の作成まで。根拠を示すのはAI、判断するのは担当者。
AIが比較の材料をそろえ、担当者が貸主へ説明できる状態をつくる。
アプリで対応
担当者
導入の効果
アプリの構築に1か月をかけて初版を仕上げたあとの1か月は、担当者に実際の業務で使ってもらいながら改善を重ねる期間として、最初から計画に組み込んでいた。仕様を机上で決めきるのではなく、担当者に画面を触ってもらい、その反応から何を直すかを決めていった。
担当者は対象物件を登録するだけで、近隣の事例との比較から貸主への説明資料づくりまでを、一つの画面で進められるようになった。比べた事例とその出典がそろって残るため、賃料の妥当性を自分の言葉で貸主に説明しやすくなった。課題の整理から現場での定着までを一続きで支援することが、bloomの進め方だ。
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