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17 件のプロジェクト事例

デザイン案(期間・メンバーは仮)

不動産投資会社

不動産投資会社向けビジネスプラン作成AIアプリ開発

不動産投資会社向けビジネスプラン作成AIアプリ開発のイメージ図

課題

  • AM担当者がPMレポートなどの一次情報から、経営層が納得する深さのビジネスプラン(BP)、特に戦略・バリューアップ仮説を作れていなかった。
  • 過去の経営層の指摘や物件の経緯が担当者に依存し、担当交代や若手育成に活かしきれていなかった。
  • BPのExcelは入力と計算結果が分かれておらず、入力のミスを確かめにくかった。

こう解決

  • 取得時から現在までの物件の情報を抽出してアプリに反映し、そのデータとナレッジを持ったAIと、物件の運用方針を相談できるようにした。
  • AIを使って既存のExcelの数式を抽出し、人が入力する部分、計算の決まり、計算結果を分けたテンプレートを用意した。

経営層が納得するビジネスプランを、物件を知るAIとの壁打ちで組み立てる

導入の背景・経緯

ビジネスプランの質が、担当者の経験に左右されていた

不動産投資会社の期中AM(物件の運用管理)では、物件ごとのビジネスプラン(BP)づくりが担当者の経験に頼っていた。経営層は、取得時の計画、現在の実績、将来の運用方針が一本のストーリーとしてつながっているかを見る。市場の動きについても、事実を並べるだけでなく、物件にとって何を意味し、どの運用方針につながるのかまで示すことが求められていた。

一方で、PMレポートなどの一次情報からそこまでの深さで考えを組み立てる力には、担当者によって差があった。過去に経営層から受けた指摘や物件の経緯も担当者の手元にとどまり、担当の交代や若手の育成に生かしきれていない。BPのExcelも入力と計算結果が混在しており、入力のミスを確かめにくかった。既存のアプリも、いくつもの資料をそろえて入力してからでないと使えず、気軽に相談を始めにくかった。

取り組みの概要・ポイント

AIはストーリーを書かず、担当者の仮説を確かめる

bloomは本プロジェクトの目的を、作業時間を減らすことよりも、AMメンバーのBPの質を上げ、若手を育てることに置いた。そのためAIの役割も、BPのストーリーを代わりに書くことではなく、担当者が持つ仮説を物件の過去と現在の事実に照らして確かめることとした。資料同士が食い違うときもAIが正解を決めず、それぞれの出典を示して担当者に判断を求める。最終的な投資や運用の判断はAIに任せない。担当者が自分の頭で考える余地を残すことが、育成につながると考えたためだ。

そのうえで、物件を理解したAIとの壁打ちと、BPのExcelの整理という二つの取り組みを並行して進めた。壁打ちは物件を選ぶだけで、資料を入れ直さずに始められるようにした。Excelは、AIを使って既存の数式を抽出し、人が入力する部分と計算結果を分けたテンプレートに整えた。開発は顧客が管理するクラウド環境の上で進め、実際の物件データを使う確認や本番環境への反映は、そのつど顧客の承認を得てから行った。

壁打ちのアプリでは、主に次のようなことができる。

  • 物件ごとのまとめページ。取得時から現在までの資料をもとに、取得時の情報、運用実績、施策、課題・リスクなどをまとめて見られる
  • 壁打ちのチャット。資料から・自分の仮説から・白紙から、の3つの入口を選べ、根拠の不足や観点の抜け、経営層から出そうな質問をAIが指摘する
  • 検討チェック。物件の用途ごとの確認観点を一覧にし、理解の抜けを示す
  • 出典の表示と履歴の保存。回答の根拠から元の資料へたどれ、壁打ちの結果はWordに書き出せる

物件データを持ったAIとの相談と、ミスを確かめやすいBPのExcel。

二つの取り組みを並行して進め、BPづくりを支える。

① 物件データとAIチャット

  1. STEP1物件情報の抽出取得時から現在までの物件の情報を抽出する。
  2. STEP2アプリに反映抽出した情報をアプリの画面に表示する。
  3. STEP3AIと相談データとナレッジを持ったAIと、今年の運用方針を相談する。

② Excelテンプレート

  1. STEP4数式の抽出AIを使い、既存のExcelの数式を抽出する。
  2. STEP53つの層に分ける人の入力層、計算のマスタ、計算結果の出力層を分ける。

導入の効果、今後の展望

経営層の目線で、BPのストーリーを確かめられるように

物件の資料と経緯を踏まえたAIと壁打ちしながら、経営層の目線でBPのストーリーを確かめられるようになった。Excelは入力・計算・出力を分けたことで、どこが人の入力でどこが計算結果かが分かり、入力のミスを確かめやすくなった。

4つの物件で動作を確かめた段階で、今後は実際の物件データを使った評価を進める。Excelのテンプレートが整ったことで、AIがBPのExcelのルールを正確に把握できるようになる。今後は、AIとの壁打ちの内容をExcelへ反映するところまでつなげることを構想している。

期間
要確認
メンバー
  • プロジェクトマネージャー:1名
  • コンサルタント:1名
  • エンジニア:1名

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